ナナカは上智大学国際教養学部3年生で、人類学・社会学を専攻しています。学生による難民支援団体SRSGに参加したことがきっかけで、難民問題に関心を持つようになりました。語り手の一人であるサンデイに助けられながら初めて挑戦した記事作成で、日本の難民問題への理解が深まり、他者の立場に立つことができるようになったといいます。このプロジェクトに参加できたこと、そしてサンデイと知り合えたことをとても光栄に思っているそうです。彼女にとって最も印象的だったのは、語り手との直接のZoomを使用したインタビューでした。新型コロナウィルスの流行のため、語り手や他のチームメイトと連絡を取るのが難しいこともありましたが、オンラインのインタビューでは語り手の話を聞くだけでなく、彼の雰囲気や感情を感じることができ、このプロジェクトで最も良かった点だといいます。
ユイは上智大学国際教養学部3年生で、人類学・社会学を専攻しています。小学生時代にアメリカで生活した経験から、帰国後は文化的な問題に直面し、日本も多様性が尊重され誰もが能力を最大限に発揮できる社会となることを望んでいます。全く異なる背景を持ちながらも、難民もまた日本の多様な文化的背景を持つ人々なので、親近感を抱いているそうです。SRSGを通じて訪問した入国者収容所で受けた衝撃は、ユイにとって日本における難民問題を無視できないものとしました。このプロジェクトで、サンデイのような勇敢で前向きな人に出会い、刺激を受けたといいます。Zoomを使用したインタビューで彼が見せた情熱と笑顔は忘れられないそうです。また、サンデイが避難を決意するまでの恐ろしい出来事を追いかけたことも、貴重な学びの体験となりました。難民の置かれた状況を理解できただけでなく、日本とは大きく異なるウガンダの政治や、深刻な人権侵害についても見聞を広めることができたといいます。
エイミーは上智大学の4年生で、社会学と人類学を専攻しています。沖縄で生まれ育ち、2016年に上京しました。エイミーは、大学1年生の時にスレイター教授の「日本人類学入門」を受講し、日本の難民問題に関心を持つようになったそうです。認定率の低さに衝撃を受け、彼女の大学時代を通して忘れられない問題になりました。このプロジェクトで最も記憶に残った成果は、語り手であるサンデイと彼女のチームメイトを知ることができたことだといいます。新型コロナウィルスの流行によりサンデイやチームメイトに直接会うことはできませんでしたが、とても親密に彼らを知ることができたと感じています。このプロジェクトで彼女が学んだことのひとつは、語り手たちに起こった出来事、そしてそれが彼らにとってどんな意味を持つのかを理解し、説明しようと努めたことです。


